摂津三島からの古代史探訪

邪馬台国の時代など古代史の重要地である高槻市から、諸説と伝承を頼りに史跡を巡り、歴史を学んでいます

2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

高宮神社/大杜御祖神社(大阪府寝屋川市高宮) 奈良県・多神社皇子神と同体異名の豪壮な神社が、高宮廃寺と並んだ地

以前に奈良の式内社・多神社(多坐弥志理都彦神社)の事を調べた際、全て式内社である摂末社の御子神四社のうちの一社・小社神社(こもりじんじゃ。他三社は、皇子神命社、姫皇子命社、屋就神命社)と、この寝屋川市の高宮大杜御祖神社が同体異名だとする平…

淡路国一宮 伊弉諾神宮(兵庫県淡路市多賀) ヤマト王権に重要視された淡路島の海人の祖神イザナギノミコト

現在のご祭神は、伊弉諾尊、伊弉冉命です。「日本の神々 淡路」で濱岡きみ子氏によると、「幽宮(かくりのみや。終焉の御住居)御記」という文書に祭神は伊弉諾尊一柱なりとあるので、これがおそらく本来の形のようです。対して昭和6年の「神社古文書写」に…

泉井上神社(大阪府和泉市府中町) 和泉国名の起源となった「国府清水」が残る「井の辺」の古社

大阪の重要な古地名の一つ「和泉」の語源になった由緒や、三島にある井於神社との繋がりも感じられる神社ということで、参拝をさせていただきました。現在は和泉井上神社の境内社として、和泉五社総社が位置付けられていますが、そもそもは別個の神社です。