摂津三島からの古代史探訪

邪馬台国の時代など古代史の重要地である高槻市から、諸説と伝承を頼りに史跡を巡り、歴史を学んでいます

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

天太玉命神社(あまのふとだまのみことじんじゃ:橿原市忌部町)~「古語拾遺」の忌部移住と当社の関係

当社の北に拠点(宗我坐宗我都比古神社)を持つという蘇我氏よりも、はるかに古くから古代王権に関わっていそうな斎部(忌部)氏ゆかりの神社ですが、今は、境内の雰囲気は良いものの、相当にこじんまりとした神社でした。斎部氏というと奈良時代以降勢いが…

井於神社(いおじんじゃ:茨木市蔵垣内)~出雲井於神社と共に下賀茂の霊泉にまつわる井上神

最初、漢字名を見ただけでは読み方も意味も分からなかったですが、吹田インターチェンジ横に有る八丁池とご縁があるらしく、その八丁池が現在も茨木市の飛び地になっているのは当社の為なのだろうか、と想像してしまうくらいのご由緒を感じさせる水の神様で…

談山神社(たんざんじんじゃ:桜井市多武峰)~定恵は藤原鎌足の遺骸を高槻市から移したか

学校で誰もが習った「大化の改新」(近年は襲撃を分けて「乙巳の変」)の密談の場だったり、秋ともなると3000本のカエデの紅葉に十三重塔等の社殿が包まれる絶景で有名な神社です。また現在では、境内社・東殿がご祭神・鏡王女(藤原鎌足の妻とされる万葉歌…

今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ:大阪市浪速区)~商売繁盛の恵比須様の由来とそもそもの姿の謎

大阪でエビス神社といえば、とのかくこの神社。お正月の三が日が過ぎて間もなく行われる「十日戎」が大阪の風物詩となっていて、゛商売繁盛、笹持って来い゛の有名な掛け声と共に商売繁盛の神様゛えべっさん゛として親しまれています。そのお祭りの時は通常…