摂津三島からの古代史探訪

邪馬台国の時代など古代史の重要地である高槻市から、諸説と伝承を頼りに史跡を巡り、歴史を学んでいます

2021-01-30から1日間の記事一覧

紀伊国一之宮 日前神宮・國懸神宮(ひのくま・くにかかすじんぐう:和歌山市秋月)~伝承が語る紀伊国造家の宮の創建起源

延喜式神名帳の紀伊国の筆頭に、「国前神社」「国懸神社」と2社として記載され、天岩戸伝説にも名が出てくる由緒ある神社です。今は同一境内に社殿が並び建っていて、実際には常に1社のように並称され、「ニチゼン神宮」とか、場所から「名草宮」などと呼…

竈山神社(和歌山市和田)~伝承が語る彦五瀬命と名草戸畔、そして明神大社の静火神社~

今城塚古代歴史館の今年の春季特別展「継体大王と紀氏」に触発されて、"紀伊国"和歌山の神社にお参りしてきました。まずは、特に皇室ゆかりの竈山神社です。 【ご由緒、ご祭神】 いわゆる神武東征における孔舎衙坂での長髄彦との戦いで、神武帝の兄、彦五瀬…