摂津三島からの古代史探訪

邪馬台国の時代など古代史の重要地である高槻市から、諸説と伝承を頼りに史跡を巡り、歴史を学んでいます

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

平群坐紀氏神社(奈良県生駒郡平群町) 紀ノ川流域の紀氏による平群谷への移動や、海人族との朝鮮半島進出の痕跡

社名にハッキリ「紀氏」とあるのに素直につながらないご祭神や、なぜ奈良の山の中に和歌山の紀ノ川沿岸を本貫とする紀氏がいるのか?など大変興味深く思っていた神社です。「式内社調査報告」では、都久宿禰、天児屋根命、天照大神、八幡大菩薩の四柱となっ…

淡路神社(大阪府岸和田市摩湯町) 大王への献納漁撈に従事した大園遺跡や摩湯山古墳から偲ぶ海人族のこと

「延喜式」神名帳登載の式内社ですが、創建に関する直接の史料は存在せず、「淡路」が何を意味するかは不詳だと、「式内社調査報告」は云います。言い伝えを元にした社伝によると、桓武天皇即位の翌年782年に 塩焼王(天武天皇の孫)を父とし、不破内親王(…

鏡作伊多神社/鏡作麻気神社(奈良県磯城郡田原本町宮古・保津/小阪) 天の岩屋戸神話で八咫鏡を作った天糠戸命と石凝姥命が意味するもの

およそかつての鏡作郷にある「延喜式」式内社ですが、伊多神社は古代の筋違道(太子道)と保津・坂手道が交わる要衝に、せいぜい200m程離れて二社あり(宮古の伊多社は鏡作郷か三宅郷かはっきりしない)、一方、麻氣(気)神社の方は式内大社・鏡作坐天照御…

漢國神社(奈良県奈良市漢国町) 「延喜式」神名帳流布本で混迷する式内社論争と「韓神」の不思議

当社の説明では、推古天皇の元年(593年)、勅命により大神君白堤が大物主命を、その後、養老元年(717年)には藤原不比等公が大己貴命と少彦名命を合祀したとされます。これは「大三輪神三社鎮座次第」によるもので、その記載によれば、大物主命が「園神」…